吉高由里子さん主演TBSドラマ「わたし、定時で帰ります。」
逃げ恥やカルテットなどの人気作品を生み出した火曜10時枠、さらにスタッフにヒットメーカーが揃っており、ドラマ放送前から高視聴率が予想されています!
原作は朱野帰子さんの同名小説ですが、原作者自らが「すばらしい脚本にしていただいた」とコメントされているので、原作よりドラマの方がさらに面白くなりそうですよ!
ドラマより一足さきに、原作小説のあらすじと結末をご紹介します。
わたし定時で帰ります原作結末ネタバレ
主人公は、ウェブ制作会社に勤める東山結衣。仕事人間の父親の影響から、帰りずらい風潮の中でも入社してから「絶対に定時で帰る」をモットーにしてきました。
効率的に仕事をこなし定時に退社、行きつけの中華料理店でビールを飲むのが結衣のルーティーン。
そんな結衣の部署に新たな部長が赴任してきます。前の会社で無茶な案件を受け続け、社員を疲弊させ会社を傾かせた男・福永清次です。
口癖は「精神は肉体を超える」(超えないから前会社が傾いただろー!と突っ込みたくなりますね)
福永はお客様の無茶な要望を勝手に受け、それをすべて部下に丸投げ。一見人当たりが良い福永からの仕事依頼を断ることができず、結衣たちの仕事は増え、次第に赤字になっていきます。
そんな状況の中、結衣はなんとか残業しないで済むよう工夫しますが、仕事の量が膨大でついに残業するはめに。
結衣だけでなく、周りの社員たちも残業続きで疲弊していきます。
「このままではみんなが倒れてしまう。なんとかしなければ。」
「人は誰のために生きてるのか?なんのために働くのか?」結衣は考え始めます。
福永のやり方を変えさせるため、社長に直訴し残業時間を上限20時間までと認めさせることに成功します。
職場に再び平穏が訪れるというラストでした。
残業ゼロをモットーにしていた結衣がラストでは残業を受け入れたのがちょっとびっくりしましたね。
激務の中で、「働くとはどういうことか?」を考えた末、残業を受け入れたのでしょうか。
ラブロマンス要素もあり
お仕事中心のストーリーですが、結衣の私生活も描かれています。
同僚で元婚約者の種田晃太郎は典型的なワーカーホリック。
「仕事と、私との結婚と、どっちが大事?」と尋ねる結衣に、「仕事」と答え、婚約破棄に。
2人目の婚約は、晃太郎とは真逆でワークライフバランスを重視する諏訪巧。
結衣とも価値観が合い、晃太郎への思いが少し残りながらも結衣は巧と結婚しようとします。
ところが、結衣が仕事に追われている間に、巧は浮気をしていました。その現場を結衣は晃太郎と一緒に目撃してしまうんです。
それでも巧と結婚するという結衣に、晃太郎は結婚指輪を川に投げ入れて「飲みに行こう」と誘うのでした。
ここで原作は終わっています。
この流れなら、結衣と晃太郎はヨリを戻すのかな?と思いますがどうでしょうか?
わたし、定時に帰りますの原作を読んだ感想
とにかく結衣がかっこいいです。周りをほめて伸ばす、ブラック上司であっても一人にさせないように気遣う広い心を持っています。
かつては隙あれば残業しようとし、残業しない結衣を責めていた同僚たちやブラック上司にちょっとイラっとしましたが、チームリーダーとして奮闘し最後は無理がたたって倒れてしまう結衣の姿が読んでいて苦しくなりました。
それぞれのキャラクターも個性が合っていますし、先が気になって一気に読めてしまう作品です。
ドラマと合わせて原作小説も読んでみてはいかがでしょうか?
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わたし、定時で帰ります。原作ネタバレまとめ
いかがだったでしょうか?
「働き方改革」が実施された今、改めて「仕事って何だろう?」「何のために働くのだろう?」と考えさせられる作品です。
これだけだと重くてシリアスな内容なのかな?と感じますが、働く全ての人を応援する心温まるワーキングドラマになっています。
主演の吉高由里子さんはじめ、向井理さん、中丸雄一さん、ユースケサンタマリアさんなど豪華なキャストがそろったTBSドラマ「私、定時で帰ります。」は2019年4月16日火曜日夜10時スタートです!
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