バキという音とともに激痛が走るぎっくり腰。誰にでも起こる可能性があり、一度発症するとクセになることもあるそうです。特に寒い時期はなりやすいので要注意です!
うちの主人もぎっくり腰経験者で、最近ぎっくり腰になりそうな予感がするらしく、マッサージをしたり、湿布を貼ったりして、ごまかしているようです。どうにか乗り切ってくれー!
主人に教えるため、ぎっくり腰にならないための予防法となってしまった時の対処法を調べてみました。
ぎっくり腰とは一体何?
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」です。原因は骨のゆがみや腰の筋肉の脆弱化、過度なスポーツによる筋肉負荷など、腰に異常なストレスがかかった時に発症します。
年齢に関係なく、腰に負担が蓄積されるとぎっくり腰となります。
欧米では「魔女の一撃」と呼ばれているそうですよ。
ぎっくり腰の予防法
腰に負担をかけないようにすることで、ぎっくり腰の予防は可能です。
寝るとき
腰に一番負担がかからないのは、横向きです。
うつぶせは腰に負担がかかります。仰向けで寝るときは、ひざを軽く曲げ、ひざの下に枕などを入れると、腰椎の反り返りを防ぐことができます。
起き上がる時も、横向きになってから、手をついて腕の力で起き上がりましょう。
床の物を持ち上げる時
膝を曲げて荷物を体の近くに持って、立膝をして立ちあがりましょう。
顔を洗う時
膝・股関節曲げてから、腰を曲げます。膝を伸ばしたままでは、腰に負荷がかかります。
腹筋と背筋を鍛える
腹筋や背筋が弱くなると、腰の負担が大きくなります。腹筋・背筋をバランスよく鍛えましょう。
体を左右均等に使う
肩にカバンをかける時、1日おきに左右交互にかける。足を組むと体のゆがみにつながるので、できるだけ組まないようにしましょう。
ストレッチ
腰の筋肉を伸ばすだけでなく、股関節に付着する筋肉をストレッチすると効果的です。
同じ姿勢をなるべく避ける
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢を長時間続けると血流が滞り、ぎっくり腰の原因に。1時間ごとに歩いたり、軽くストレッチをし腰の筋肉に刺激をあたえましょう。
コルセットを着用する
腰への負担を減らすために、コルセットを着用するのも効果的です。
一方で「コルセットに頼っていると腰の筋肉が弱くなってしまう」という意見もあるようです。コルセットに頼るばかりでなく、筋肉も鍛えましょう。
コルセットの締め付け感が苦手な方には、お腹を締め付けないバイオメカコルセット
やお医者さんのコルセットがおすすめです。
ぎっくり腰になったときの対処法
早めに治療施設に行きましょう。「動けるし痛みも我慢できるから大丈夫」と油断していると、炎症物質が広がり痛みがひどくなる可能性があります。
休日や夜間にぎっくり腰になった場合は、患部を冷やします。腰を痛めてから48時間出続ける炎症物質をある程度抑えることができます。
痛みのピークは2-3日です。痛みが和らいできたら、できる範囲で体を動かしましょう。3日以上安静にしているのは、かえって治りが遅くなるようです。
またコルセットやバンドで腰の動きをサポートしてあげると、痛みを抑えることができます。
ぎっくり腰になった時は入浴していい?
炎症物質は冷やすと収まりますが、温めると広がってしまうので、ぎっくり腰初期段階は入浴NGです。
血行が良くなると、全体の体温が上がってしまうので、足湯もNGです。
どうしても清潔感が気になる方は、さっとシャワーを浴びる程度にしましょう。
ぎっくり腰を慢性化させないために
一度ぎっくり腰になるとクセになり、何度も再発することがあります。でもちょっと腰がおかしいな、と思っても立ち仕事や力仕事、育児(あかちゃんを抱っこなど)は休むことができませんよね。再発させないために、注意することを下記にまとめました。
・定期的に軽く体を動かす(ウォーキングやストレッチ)
・体を冷やさないように、温かい飲み物(白湯など)を飲む
・全身の血行をよくする爪もみをする(手・足の爪をつまんで10秒間揉む)
・体を締め付ける服装を着ない
要は体の血行を良くすることが一番大切です。
また、ぎっくり腰が再発するということは、体のゆがみなどの原因が改善できていないということです。定期的に鍼灸院などで体のメンテナンスを受けることも効果的です。
ぎっくり腰になりかけた時の対処法!予防法は?まとめ
季節の変わり目はぎっくり腰になりやすいようですが、日常の動作の中で、少し意識するだけで簡単に予防ができます。
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自分はならないと思っていても、くしゃみや思い荷物を持ち上げた瞬間になってしまうのがぎっくり腰。油断ぜず、ぎっくり腰の予防をしましょう!
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